連続テレビ小説「あまちゃん」58回「おら、スカウトされる!?」

回想

荒巻「なぜ上野だか 分かりますか? そう 東日本の玄関だからです。 じゃあ 西日本の玄関はどこか? イエス イエス イエス! 品川。」

回想終了

水口「秋には 品川にも劇場を オープンするそうです。」

回想

荒巻「47都道府県の ご当地アイドルを 東と西の玄関に集めて こう… 闘わせる。 ま 闘わなくても いいんですけどね。」

回想終了

水口「それが GMT47計画です。」

アキ「ジー エム ティー。」

ユイ「地元って意味じゃない? ダジャレだよね。」

回想

荒巻「東京は 田舎者のたまり場なんです。 マスに向けて コアを放つ的な。」

荒巻「コアというのは 地元意識ですよね。 1億人の地元意識 東京を舞台に コアを集めて マスを形成するみたいなね。 ま やってみないと 分からないですけどね。 フフ!」

回想終了

ユイ「私たちみたいな ご当地アイドルって 全国にいるんだって。」

水口「ええ。 それらを47都道府県から 東京に集めて 国民的アイドルグループを 作るために 僕は 派遣されたんです。」

アキ「へえ~ …って じゃ ホントに業界の人なんですか?」

ユイ「そこに戻る?」

アキ「勉さんの弟子じゃないんですか?」

水口「バレなきゃ そうですね。」

アキ「バレなきゃ?」

水口「バレちゃったから。 いいんだけどね 全くバレないのも 問題なんだよ。 ずっと琥珀掘ってなきゃ いけないし。」

アキ「何で 嘘つくんですか?」

水口「理由は いろいろあるんだけど 君の お母さんの歌を 聴いたから。」

アキ「え?」

回想

春子♬『潮騒のメモリー 17才は 寄せては 返す 波のように 激しく』

回想終了

水口「驚きました。 あんな場末なスナックで 聴く歌じゃない。 うまい下手じゃなくて 説得力というか 本物感があった。」

アキ「まあな。 いたのか? あん時。」

水口「歌手を目指してたんでしょ? ああいうタイプって 我々からすると面倒なのよ。 なまじ業界の事を知ってると ガード堅いし だから慎重に 少しずつ お店の空気になじんで お座敷列車が あったじゃん?」

回想

♬「潮騒のメモリー 17才は 寄せては 返す 波のように』

回想終了

水口「あれを 東京のスタッフに見てもらって ゴーが出て それで いよいよ 交渉しようってやさきに。」

回想

ユイ「デビューしたいんです! 東京行って アイドルになりたいんです。」

回想終了

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク