回想
水口「本当は君も 東京に 連れていきたいんだけど 何か忙しそうだし 興味ないんじゃね。
アキ「私 海女さん やりたい!」
夏「はあ!」
夏「しゃっこいとか 足が着ぐとか 着がねえとか 考える暇 ねがったべ?」
アキ「フフフ!」
夏「そんなもんさ 飛び込むめえに あれこれ考えたってや どうせ そのとおりには なんねえ! だったら 何も考えずの飛び込め! なんとかなるもんだびゃ! 死にてくねえからな。 ハハハハ!」
<やっぱりアキは ここが好きです。 ここの海や人や 景色が好きです>
(歓声)
弥生「やった~! 取った~!」
アキ「じぇじぇじぇ!」
<やっぱり無理だ ここを離れるなんて>
天野家
春子「ただいま。」
(いびき)
アキ「あ お帰り。」
春子「ただいま。 あんたさ おばあちゃんに 似てきたね。」
アキ「え?」
春子「目 開いたまま寝てたよ。」
アキ「じぇじぇ!」
春子「将来は あれだね。 アキばっぱだね。」
春子「ねえ 先にお風呂入っていい?」
アキ「どうぞ!」
春子「お先に。」
(電話の着信)
アキ「もしもし!」
海女カフェ
ユイ「アキちゃん? ごめんね こんな遅くに。」
天野家
アキ「うん。」
海女カフェ
ユイ「あのさ 今 カフェにいるんだけど 会えない?」
天野家
アキ「え?」
海女カフェ
ユイ「大事な話があるの。」