連続テレビ小説「あまちゃん」82回「おら、大女優の付き人になる」

道中

種市「やっぱ 天野すげえな!」

アキ「何が?」

種市「有名な女優相手に 全然引かねえ。 あの押しの強さは 東北人には ねえべ。」

アキ「インチキ東北人だもんな。」

種市「なまりで ごまけてたけど 後半 ため口だったもんな。」

アキ「嘘! ハハハ!」

種市「正月帰んのか?」

アキ「正月? いや こないだ来たばっかりだし。」

種市「もう11月だぞ。」

アキ「じぇじぇ!」

種市「アッという間に『暦の上ではディセンバー』だぞ。」

アキ「じぇじぇじぇ! いつの間に。」

種市「こっちは 季節感ねえもんな。 田舎さいたら 本気獲りだの 稲刈りだの 初雪だの。」

アキ「んだな 寒いもんな。」

種市「いや みんな元気かな? 吉田さんだの 駅長だの。」

アキ「海女クラブの かつ枝さんとか 弥生さんとか まだ ミサンガ 編んでんのかな? 先輩は 実家で年越しすんですか?」

種市「んだな。 転職の報告もしてねえし ユイの事も気になるし。」

アキ「そっか。」

種市「地元の友達とか 後輩から よぐねえ噂(うわさ)聞くんだ。 悪い仲間と つるんで 夜遊びしてるとか 暴走族の車さ乗ってるの 見たとか 高校やめて 男と同棲してるとか。 まあ どこまでホントか 分がんねえけどな。 でも 高校やめたのは 本当っぽい。」

アキ「…。」

種市「どうする? 気になるんなら 一緒に帰るべ。」

アキ「いや だったら なおさら帰れねえ。」

種市「なすて?」

アキ「そういう姿 ユイちゃんは おらに 見られだぐねえはずだから。 おらも 見だぐねえし。 つれえけど 聞かなかった事にする。」

種市「いいのか? 励まして 立ち直らせるてやるのが 親友でねえのか?」

アキ「親友にも 緊張感は必要だ。 ユイちゃんには 常におらの先を 走っててもらいでえんだ。」

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