モタツイテいる裕一から1番人気の踊り子がチケットを取り上げる
鈴木「ええ!」
志津「シャルウィダンス?」
鈴木「なんでだ?」
天にも昇る気持ちだったようです
翌日の川俣銀行
落合「恋ですな」
鈴木「恋でしょ。絶対」
松坂「恋!」
菊池「なんで、あんたが大声だしてんのよ」
落合「彼には良い事です」
鈴木「若もんですもんね」
落合「いや、それだけじゃねんです」
鈴木「ん?」
落合「噂で聞いたんですが、彼は西洋音楽の作曲家になりたかったらしんです」
一同「えー!」
落合「ですが、茂兵衛さんに子供が出来ねんで仕方なく養子に来たと」
松坂「なんてついてる奴なんだ!」
一同「あ!?」
菊池「夢破れてきてっから、いつも死んだ鮒みてえな目してたのよ」
落合「ですが、今の彼見てください」
菊池「恋って偉大ねー」
落合「彼の復活の為にも作戦練りますか?」
松坂「作戦?」
落合「恋で彼を元気づけよう作戦です」
落合「恋愛を発展させるには、まずは接触機会を多くすっことです。鈴木君、今日もまた、ダンスホールさ連れてってください」
菊池「ほっといてもあの様子じゃ、行くんじゃないですか?」
落合「いいえ、彼見たいな人は妄想は得意なんですが、いざとなっt」
隠れる面々
落合「いざとなっと怖じ気づき自分で言い訳をこさえて行動を起こさないかも知れません。こちら側から働きかけねば恋愛の発展はありません」
鈴木「僕にお任せください」
落合「君に任せた」
何故かかっこつけてその場を去る落合
菊池「説得力あるわ。なんで独身なんだべ?」
松坂「え?」
鈴木「何?知らねかったの?」
そして再びダンスホールへ連れてってもらう裕一
鈴木「心の準備はいいな?」
裕一「2日続けてというのは」
鈴木「何言ってるんだ2日続けんのがいいんだ」
裕一「人気ある方だし、日を空けましょう」
鈴木「恋愛は待ったら負けだ!」
裕一「僕まだ、そこまで志津さんのことそこまで好きじゃな」
鈴木「古山君、僕は一言も志津さんと限定して話ししてないけど?」
裕一「いやいや、例えばの話しですよ」
鈴木「まあいい、ともかく機会は逃すな。勇気を持ってチケットをだせ」
裕一「断られっこともありますよね?」
鈴木「あたりめーだ、そうやって男は成長するんだ」
裕一「説得力あるなー」
そして志津登場
秒で男達を振り、振り向いた先で裕一がチケットを差し出している
チケットを受け取る志津
その日以来毎晩、毎晩このアホは通ったそうです。
休憩タイム
裕一「何か飲み物を持ってきます」
志津「お腹すいてない?」
裕一「え?」
志津「せっかくだから外でご飯たべない?」
裕一「ウィー」
それを横目にチケットを踊り子に刺し出す鈴木
受け取る踊り子
裕一の部屋
落合「外で会った!?」
鈴木「そうなんです。途中でスーっと」
落合「踊り子さんが外で会うなんて滅多なことでねーぞ」
落合「俺なんか100回以上通っているが1度も成功したことがねー」
菊池「支店長ー」
鈴木「しかし羨ましい、あーだ綺麗な人と」
松坂「流石、未来の頭取」
菊池「でも、そーだに綺麗な人なら早く交際した方がいいわ」
裕一「いや、そんなに焦んなくても」
菊池「ダメダメ、女は移り気よ。それに他の人だっていっぱい狙ってんでしょ?」
松坂「昌子さんは交際って一口に言うけど交際の境界線ってなんなの?」
菊池「珍しく良い質問ね。確かに交際の境界線って、それぞれの組み合わせによって変わってくるわ」