【 連続テレビ小説「エール」】49話ネタバレ

音楽学校

環「早いわね。」

音「あっ…。 いろいろ取り戻さないといけないので…。」

環「今日は… 『今日も』だけど 古山さんは 5度以上 音が飛ぶと 不安定になる。 まずは そこを克服しないとね。」

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音「はい。 先生だけです 普通に接して下さるのは。 みんな 変に気を遣ったり… 二言目には おなかの子どもに障るからって。」

環「私は あなたを特別に扱う必要なんて ないと思ってる。 あなたには ヴィオレッタとしての責任があるし それを全うする義務がある。」

音「はい。」

環「古山さん あなたは『椿姫』の舞台に出たいのよね?」

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音「もちろんです! 舞台をしっかり務め上げて プロの歌手になりたいです!」

環「そう…。 1つ 確認してもいいかしら?」

音「はい。」

環「プロってね… たとえ 子どもがしにそうになっていても舞台に立つ人間のことを言うの。 あなた 当然 その覚悟はあるのよね?」

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古山家

裕一「音 入るよ。 大丈夫? これ… うどん煮てみたけど。」

音「要らん。」

裕一「果物なら食べれそう? うん? えっ 起きんの?」

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音「学校行かんと… 稽古ある。」

裕一「えっ? いや 駄目だよ 駄目駄目。 1日ぐらい休んだって平気だから。 ほら 寝て 寝て。」

音「ぐらい? 『ぐらい』って何?」

裕一「えっ?」

音「私は ヴィオレッタなの。 1日でも休んだら みんなに迷惑かかる。」

裕一「いや でも… でも 音 お母さんなんだから。 体 大事にしないと。」

音「お母さん… うん… お母さん お母さん お母さん…。 裕一さんにとって 私って何? 赤ちゃんのお母さんでしかないの?」

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裕一「いや… そんなこと…。 いや そんなこと言ってないよ。」

音「裕一さん 代わりに産んでよ。 裕一さんは家で仕事できるから おなかに赤ちゃんいたって 大丈夫でしょう?」

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裕一「代われるなら… 本当 代われるなら 代わってあげたいよ。」

音「どうして 女だけ…。」

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それから2週間 音は つわりがひどく ほとんど 練習に 参加できませんでした。

50話へ

プロの世界は厳しいですね・・・

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