連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第35話「1948-1951」【第7週】

あらすじ

ロバート(村雨辰剛)と共に、週一回英語のテキスト作りを続けている安子(上白石萌音)。カムカム英語の終了で途切れたかに思えた英語の道はこうして続いていったのでした。ロバートとの会話は、安子にとって今まで以上に新鮮な驚きの連続でした。一方、雪衣(岡田結実)は勇(村上虹郎)への思いを断ち切れぬまま、これまで通り接する日々を送ります。そんな雪衣の複雑な思いを知る算太(濱田岳)は、ある行動に出て…。

35話ネタバレ

朝丘神社

社務所

安子「ここで お絵描きしとってね。」

るい「はい。」

ロバート「Now….(さてと) Shall we start, Mrs Kijima?(始めましょうか 雉真さん)」

安子「Yes, Mr. Rosewood.(はい ローズウッドさん)」

ロバート「Hmm…。 日本のいいところを テキストにしていこうと言いましたが まず 日本への不満を 言ってもいいですか?」

安子「何でしょう…?」

ロバート「う~ん… いつまでも 『雉真さん』 『ローズウッドさん』と呼び合うことです。 奥ゆかしさは日本のいいところですが 何だか unfriendly, そっけない感じがします。」

安子「ああ そうなんですね。 すみません。」

ロバート「Would you call me Robert?(ロバートと呼んでもらえますか Please?(お願いできますか?))

安子「Yes,(はい…ロバート… Robert… san….)」

ロバート「You don’t need “san”.」

安子「I know…, I know…, but….(わかってます…でも…)」

ロバート「All right, all right. You can take your time.(わかりました すぐじゃなくて結構です。)」

安子「Sorry….(すみません)」

ロバート「May I call you Yasuko?(私は安子と呼んでもいいですか?)

安子「Yes….(はい…)」

ロバート「Great. Well then, let’s get started, shall we, Yasuko?(よかった それじゃ始めましょう 安子)」

安子「Yes.」

雉真家

勇「雪衣さん。 こねえだは きつう言うてしもうて すまなんだ。 わしは… どうも その… 野球のほかあ からっきしで。」

雪衣「そこが 坊ちゃんのええとこじゃ思います。」

勇「すまん。 ハッ… わしゃあ 小せえ頃から 義姉さんの実家の 菓子屋に入り浸っとった。 名前が安子じゃから あんころ屋のあんこ 言うて からかよった。」

雪衣「私が小さい頃にもいました。 そういう男の子。」

勇「ハハ…。」

雪衣「そねえに小せえ頃から 好きじゃったんですね。」

勇「あ~。」

雪衣「安子さんのこと。」

勇「とうに 諦めたつもりじゃったけど…。」

雪衣「諦めることねえと思います。 安子さんも るいちゃんも 坊ちゃんのこと頼りにしとるはずです。」

勇「いや… 何じゃ わしが励まされてしもうたのう。」

雪衣「フフフ…。」

勇「ハハッ。」

雪衣「坊ちゃん。 今度 進駐軍と試合するんでしょう?」

勇「ああ そうじゃ。」

雪衣「頑張ってきてください。」

勇「ありがとう。 そしたら。」

雪衣「行ってらっしゃいませ。」

勇「行ってきます。」

雪衣「はい。」

玄関

(物音)

算太「ヘヘヘヘッ。」

雪衣「フフフッ。 ハハハ…。」

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