夜 裕一と音
裕一「まさか 五郎君を関内家の跡継ぎにする 計画だったとはね~。 梅ちゃんも抜け目ない。」
音「ねっ。 結婚の条件まで考えてるとは。」
回想
梅「岩城さんに 1人前の職人として認めてもらえたら 結婚します。」
裕一「ふ~ん…。」
五郎「頑張ります!」
裕一「フフッ… うんうん。」
音「五郎ちゃん 知ってる? うちの馬具職人の岩城さん… かなり怖いよ。」
五郎「えっ!?」
裕一「怖いよ かなりね。」
五郎「ええっ!?」
回想終了
音「何だかんだ あの子が1番しっかりしてるわ。」
裕一「まあ これで一安心。」
音「五郎ちゃん 梅 結婚おめでとう。」
裕一「うん おめでとう。」
2人とも ちょっと気が早いんじゃない?
梅の部屋
五郎「まずは 1人前の馬具職人になれるように 頑張っから。」
梅「馬 得意だもんね。」
五郎「ヒヒ~ン!」
いろいろありましたが 梅と五郎は 2人で 新たな道を歩んでいくことになりました。
そして ここに 未練がましい男が1人。
鉄男のおでん屋
鉄男「さあ どこの酒でしょうか? 始め!」
久志「越山暖梅!」
五郎「六海山!」
鉄男「当たり~! 五郎の勝ち~!」
五郎「よしっ!」
久志「梅ちゃんのことは君に任した。 必ず幸せにしろよ。」
五郎「はい!」
久志「よし… ほら行け!」
五郎「ありがとうございました!」
鉄男「頑張れよ!」
五郎「はい!」
久志「しみるな…。」
鉄男「ほら飲め。 今日はとことん飲むぞ。」