連続テレビ小説「エール」77話「不協和音」ネタバレ

裕一「ただいま~。」

音「お帰りなさ~い。」

裕一「お~ やってますね。」

音「フフフフ…。 いろいろ考えたんだけど お芋がいいかなと思って。」

裕一「よし… じゃあ 手伝おうかな。 何すればいい?」

音「じゃあ… 石を桶に入れてくれる?」

裕一「はい。 任せて下さい。」

音「はい お願いします。」

裕一「はあ~ すごいね。」

音「はい…。」

裕一「おお…。」

音「石もすごいね。」

裕一「ねっ!」

華「ただいま~!」

裕一「おっ 華 お帰り~。」

音「お帰り。 華も手伝って。」

華「うん。 あっ ねえ これ… お手紙来てたよ。」

音「ありがとう。」

華「かばん置いてくるね。」

裕一「誰?」

音「『報国音楽協会』。」

裕一「あれ? 小山田先生が 会長やってるとこだね。」

音「うん?」

裕一「何て?」

音「音楽挺身隊…。」

裕一「あ~ えっとね… 軍需工場とか病院とか 慰問で回る楽団って聞いたね。 音楽学校出身の人たちが集められてるって 言ってたよ。」

音「ああ…。『国民一致協力団結の精神を培い 戦いのために 不撓不屈の気力を養うことが 音楽の課せられた重要な任務であります』。 一致団結か…。」

五郎「ごめんください!」

音「何?」

裕一「あれ? えっ 何で? はい! はい!」

玄関

裕一「はいはい… はい…。 わっ 五郎ちゃん! 久しぶり!」

五郎「先生…。」

裕一「何だ 何だ? うわうわ…。 うん?」

五郎「会いたかった…。」

裕一「えっ? 何だよ 何だよ…。」

五郎「先生…。」

裕一「ちょちょ ちょちょ…。」

五郎「先生…。」

裕一「何だよ! 何だよ!」

五郎「先生…。」

裕一「ちょっと! や… やめて!」

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