水木家
客間
修平「面白かったなあ!」
茂「ああ。」
布美枝「お母さん…。」
お祝いの食事
布美枝「じゃあ これ 持っていきます。」
佐知子「お願いします。」
布美枝「いずみ 次のお願い。」
いずみ「はい。」
布美枝「よいしょ。 あっ どうぞ。」
(一同の賑わい)
布美枝「あれ… お父ちゃんが おらん…。」
仕事部屋
布美枝「お父ちゃん?」
茂「そうですか。 見てくれましたか。」
戌井家
戌井「ええ。 面白かったですよ。 怖さもあって 大人も子供も楽しめる。 え…? はい…。 はい。 おめでとうございます。 では…。」
早苗「水木さん 何だって?」
戌井「あんたの 編集茶としての目に 狂いはなかった。」
回想
茂「あんたの 編集者としての目に 狂いはなかったですなあ。」
回想終了
戌井「これは すごい漫画だ。」
回想
茂「これは すごい漫画だ…。 絶対に当たると 言った あんたの言葉が…。 本当になりました…!」
回想終了
戌井「本当になりましたよって…。」
早苗「そう…。」
水木家
仕事部屋
(受話器を置く音)
布美枝「お父ちゃん。 お祝いの支度 できたよ。 みんな 待っとる。」
茂「おう…。」