連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第117話「妖怪いそがし」

水木家

玄関前

修平「ハハハ バカな話だ。 ハハハ…。」

藍子「智美ちゃんとこ行ってくる。 私の分も シャーペン 買ってきてくれたんだって。」

布美枝「そう。 よかったね。」

藍子「お母ちゃん。」

布美枝「ん?」

藍子「明日 一緒に デパート行くから。 行ってきま~す。」

修平「一人は なんとか なったようだな。」

布美枝「はい。」

<5月の連休も明け 数日 経った ある日の事…>

台所

布美枝「そろそろかな。」

客間

布美枝「あら もうっ 出しっぱなし。」

(玄関のチャイム)

布美枝「あら もう いらした。」

<藍子の担任の畑野先生が 家庭訪問に やってきました>

畑野「奥が ご主人のお仕事場ですか?」

布美枝「はい。 今日は 締め切りがあって ちょっと 手が離せんもんで 失礼させて頂きます。」

畑野「そうですか…。 一度 お父さんにも お目にかかりたかったんですが。」

布美枝「あの 何か…?」

畑野「村井さんのお宅では 何か 特別な教育方針でも おありなんでしょうか?」

布美枝「え?」

畑野「去年の担任の先生から 『遅刻が多い』と伺いまして…。」

布美枝「すみません。 気をつけます。」

畑野「お母さんの方で 何か お気づきに なっている事はありますか?」

布美枝「いいえ 特には…。」

畑野「そうですか…。 藍子さん… 学校 あまり好きじゃないのかも しれませんね。」

布美枝「え?」

<それは 布美枝にとって 思いもかけない話でした>

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