茂の仕事部屋
茂「何だ こりゃ? 『お父ちゃんへ』。」
布美枝✉『お父ちゃんに 手紙 書くなんて 初めてだけど どうしても 伝えたい事が あります。 もし できる事があれば 私にも お手伝いさせて下さい。 家族なんですから 打ち明けて もらえないのは 淋しいです。 最近 働きすぎじゃないですか? どうか 無理はしないで下さい』。
<それは 布美枝の精一杯の思いを 伝える手紙でした>
茂「分かっちょらんなあ…。」
<ところが…>
布美枝「えっ… 何 これ…。 読んどらんのかな…。」
菅井「先生 また連載1本 増やすってさ。 超過勤務手当 増やして もらわないと あわないよなあ。」
相沢「あ おはようございます。」
布美枝「おはようございます。 すいません いつも残業ばっかりで。」
菅井「いや そんな…。」
布美枝「ご苦労おかけしますけど よろしくお願いします。」
<布美枝が書いた手紙が 書き損じの紙と一緒に ごみ箱に 捨てられていたのです>