連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第130話「おかあちゃんの家出」

客間

藍子「もしもし はい います。 お母ちゃん 安来の哲也伯父ちゃんだよ。」

布美枝「お兄さんから? 珍しいなあ! はい ありがとう。 もしもし 電話 代わりました。 どげしたの? みんな 元気?」

藍子「よっちゃん テレビ 見ようよ。」

(テレビの音)

布美枝「嘘でしょう? そげな事 信じられん…。」

藍子「お母ちゃん?」

茂「おい 事務所のハサミ 知らんか? どげした?」

布美枝「貴司が… 死んでしまった…。」

茂「え?」

<それは あまりにも突然の弟の訃報でした>

夫婦の寝室

茂「大丈夫か? 仕事の遅れを 取り戻さんといけんから 俺は 一緒には行ってやれんが…。」

布美枝「赤羽の姉と 一緒に行きますけん。 海に落ちたそうです。 3日前に…。 なかなか見つからなくて 今日になって やっと…。」

茂「こっちは ええけん しばらく向こうに おってやれ。」

布美枝「はい…。」

布美枝「おばば… なして 貴司を 連れていってしまうの?」

<翌日の午後 布美枝と暁子は 大塚に着きました>

飯田酒店

玄関

克江「フミちゃん。」

布美枝「あ おばさん…。」

克江「とんだ事だったね!」

留蔵「皆さん 焼き場に 行ってちょられ~よ。 もう戻る頃だわ。」

布美枝「焼き場…?」

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