連続テレビ小説「花子とアン」第108回「涙はいつか笑顔になる」【第18週】

台所

かよ「お姉やん…。」

花子「何? かよ。」

かよ「もう一遍だけでも いいから… 郁弥さんに会いてえ。」

花子「かよ…。」

かよ「郁弥さん あんなに すてきな求婚してくれたに おら… 恥ずかしくって 店を飛び出しちまったさ。 どうしても… 郁弥さんに伝えてえこんがあるだ。」

回想

郁弥「かよさん。 あなたは 僕の女神です。 僕と… 結婚して下さい。」

回想終了

かよ「はい…。 おらを お嫁さんにしてくれちゃあ。(泣き声)会いてえ…。 郁弥さんに会いてえ…。(泣き声)」

玄関前

吉平「かよ。 一緒に甲府に帰らんけ? 何なら この大八車に乗っけて 連れて帰るぞ。」

武「かよちゃん! ほうしろし。」

かよ「ううん。 大丈夫。 おら 東京に残って みんなと頑張る。」

吉平「ほうか。 分かった。」

かよ「おとう… ありがという。」

朝市「ほいじゃあ また。」

英治「本当にありがとうございました。」

吉平「ほれじゃあ また来るからな。」

花子「うん。」

吉平「よ~し! 武! 帰りは おまん一人で引けし!」」

武「てっ!?」

朝市「ほうじゃん!」

武「てっ!」

朝市「持てし! 早く引けし! 引けし 引けし!」

<かよの顔に 少しだけ ほほ笑みが戻りました。 ごきげんよう。 さようなら。>

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