連続テレビ小説「花子とアン」第119回「海にかかる虹」【第20週】

花子「英治さん。 私 もっと忙しくなってもいい?」

英治「えっ?」

花子「これから すてきな物語を もっともっとたくさん 子どもたちに届けたいの。 歩にしてやれなかった事を 日本中の子どもたちに してあげたいの。」

英治「もちろん。 大賛成だよ。」

蓮子「はなちゃん…。」

花子「歩…。 ありがとう…。」

村岡家

書斎

<花子は 書き始めました。 歩に話してやったお話を 思い出しながら。>

花子『夕立のあった場所一帯に 美しい美しい虹が 雲のための凱旋門のように アーチを作り 天にあるだけの輝いた光線が 虹のアーチに色をつけました。 自分の命を消してまでも 人間のために尽くした 大きな雲の愛の心が 別れの言葉として残した挨拶は その虹だったのです』。

<ごきげんよう。 さようなら。>

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