連続テレビ小説「花子とアン」第15回「初恋パルピテーション!」【第3週】

回想

北澤「花子さんのお父様は 貿易会社を 経営なさってるんですね。」

北澤「Will you marry me?」

回想終了

(手をたたく音)

白鳥「なまけるな。 急ぎなさい!」

はな「はい。」

孤児院

富山「うちの生徒たちが集めた 歳末の寄付金です。」

茂木「どうぞ お納め下さい。」

「ありがとうございます。 ミニー。 お宅の生徒さんに 渡して頂けますか。」

富山「『Miss Hana』…。」

「それは ミニーが描きました。 クリスマス会の日は みんなが帰ったあとで ミニーのために 特別に英語で 紙芝居をしてくれたそうで。」

茂木「それで はなさん 遅くなったんだわ。」

修和女学校

校長室

茂木「事情をくみ取って はなさんの罰を 軽くして頂けないでしょうか。 英語で伝えて下さい。」

富山「門限を破ったのは 事実なんですから 罰を軽くするなんて おかしいと思います。」

茂木「富山先生…。」

富山「それに その絵を ご覧になって下さい! 男の学生と こんなに楽しそうに くっついて… ふしだらな! 茂木先生は あんな生徒に なぜ 肩入れするんですか?」

茂木「あんな生徒?」

富山「彼女は 教師に対して反抗的です。 私は 授業を妨害されて 迷惑してるんです!」

ブラックバーン『タキ、どうしたんですか? 感情的になって』

富山『失礼しました』

ブラックバーン『私に考えがあります』

<5日間 はなは 孤軍奮闘し やっとの思いで 全ての大掃除を終わらせました。>

講堂

はな「終わった。 やっと 終わった~!」

(拍手)

『はな、終わったのね』

『ご苦労さま』

綾小路「おかげで 学校も寄宿舎も ピカピカになりましたね!」

スコット『はな、ありがとう』

はな『どういたしまして』

はな『校長、終わりました』

ブラックバーン「Hana.」

はな「Yes.」

ブラックバーン『大掃除の給金です』

はな「What?」

ブラックバーン『三円入っています』

はな「三円? とんでもない! 罰当番で お掃除しただけですから。」

茂木「遠慮しないで。 ブラックバーン校長の気持ちですから ありがたく頂戴なさい。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク