醍醐「はなさん。」
はな「蓮子さん! 私の隣 空いてますから どうぞ。」
白鳥「茂木先生 私が。」
蓮子「ありがとう。」
白鳥「何ですって? 『ありがとう』? 目上の私に向かって その言葉遣いは 何ですか! 『ありがとうございます』と 言い直しなさい!」
白鳥「ちょっと あなた! 何なさってるんですか? 聞いてるんですか? いつも いつも そのような態度をとって…。」
茂木「白鳥さん。 お席に戻りましょう。」
白鳥「あなたも そうですよ。 お世話係なんだから しっかりして下さい!」
茂木「白鳥さん。 頂きましょう。」
白鳥「はい…。」
<生まれも育ちも まるで違う2人が この先 生涯の腹心の友になろうとは まだ 神様しか ご存じありませんでした。>
甲府
♬~(ラッパ)
<そのころ 甲府の町では…。>
武「てっ! 何百人いるでえ。」
徳丸「武。 これで がとう景気がよくならあ。」
武「甲府連隊 万歳!」
徳丸「万歳!」
<甲府の軍隊がやって来た事で 人々の運命は 大きく変わっていくのでした。 ごきげんよう。 さようなら。>