連続テレビ小説「花子とアン」第34回「腹心の友」【第6週】

もも「お姉やん 帰ってくるだけ!」

ふじ「ほうだとう。」

リン「友と?」

周造「友って誰でえ。」

ふじ「さあ?」

リン「まさか 男け?」

周造「まさか。」

リン「分からんじゃんけ! はなちゃんだって お年頃ずら。」

周造「そうさな…。」

ふじ「まさか。 きっと 女学校の友達ずら。 あ… あそこは お嬢様しか いねえじゃん。」

吉太郎「お嬢様が ここに泊まるだけ?」

周造「お嬢様に なにょう召し上がって頂くだ?」

ふじ「あ~!」

一同「大変だ!」

汽車

蓮子「好き合って結ばれた お父様とお母様にも お会いできるのね。」

はな「あ… 父は また旅立ってしまったんです。 おかあと おじぃやんと 兄やんと妹が待ってます。」

蓮子「そう。 にぎやかで楽しそうね。」

<こうして 2人は 甲府に向かいました。 蓮子は 胸の内に 大きな秘密を抱えたまま。>

はな「大変! 蓮様 トンネルですわ。」

蓮子「はなちゃん どうしましょう? 閉まらないわ。」

はな「大変! 大変! すすだらけになってしまいますわ。」

蓮子「えっ?」

はな「あれ?」

(汽笛)

はな「これ…。」

はな「アハハハ!」

(2人の笑い声)

<ごきげんよう。 さようなら。>

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