望月「アイ ラブ ユー。」
はな「てっ! ありがとうございます。」
<さて 次は誰でしょう?>
武「アイ ラブ ユー。 はなたれ。」
はな「ない ない ない ない ない!」
<はい 次。>
朝市「はな。 ア… アイ… アイ…。」
はな「朝市 無理して言わんでいいから。」
<さて 次は?>
英治「アイ ラブ ユー。」
はな「てっ! なんで 村岡印刷さんが…。」
英治「はっ? 花子さん こっちが聞きたいです。」
<どうして ここで 彼の顔が浮かんだのか はなは 不思議でした。>
教会
図書室
はな「武じゃないって事だけは 分かったけんど…。」
朝市「(小声で)し~っ。 はな先生 また 想像の翼広げてるみてえだな。」
キヨシ「ごきげんよう!」
(笑い声)
はな「てっ! みんな どうしただ?」
朝市「はな先生は 本の部屋にいるって 言ったら みんな ついてきただ。」
ミヨ「はな先生 お話 聞かしてくりょう!」
マサル「『みみずの女王』みてえな 面白え話が聞きてえ!」
はな「え~? ほうだねえ。」
キヨシ「新しいお話 書えてるじゃんけ!」
はな「ああ それは まだ駄目!」
マサル「読んで!」
「読んでくりょう!」
「読んでくりょう!」
朝市「では! では 安東先生が 新作の童話を読みます。」
はな「てっ 朝市! …じゃなくて 木場先生! それじゃあ 読みます。 『「お日さまと つゆ」。 夏の朝でした。 青い草の葉の上に つゆの玉が休んでおりました。 お日さまが つゆの玉の上に照りましたから つゆは ぴかぴか光りました。 青い草の葉と つゆの玉は 大層 仲良しのお友達でした』。」
朝市「ああ。」
はな「てっ 望月さん…。」