連続テレビ小説「花子とアン」第53回「はな、お見合いする」【第9週】

<望月さんは しびれを切らして はなの返事を聞きに来たのでした。>

はな「お返事遅くなって 本当にすいません。」

望月「こちらこそ こんなとこまで押しかけて。」

はな「望月さん。 私は 望月さんと結婚したら 幸せになれると思います。 私だけじゃなくて うちの家族も 幸せにして下さると思います。 こんなにいい縁談 断ったら 罰が当たります。 ほらから あの… 私 結婚には パルピテーションが大切だと思うんです。」

はな「つまり 胸がときめく事です。 お会いするのは まだ2回目ですけんど これから もっともっと いろいろ お話をして お互いの事を もっと知っていくうちに そういう瞬間が あるかもしれません。 その時が来たら こぴっと決断したいんです。 そんな訳で… あの… もう少し 考える時間を 頂けますか?」

望月「ほれは 考えるものではなく 感じるものではねえでしょうか?」

はな「えっ? あの… 望月さん?」」

望月「はなさん?」

はな「はい。」

望月「この話は 白紙に戻させてくりょうし。」

はな「てっ! えっ どうして…。」

朝市「えっ…。」

望月「先日 あなたにお会いした時 僕は ときめきました。 だけんど あなたの方は ほうじゃなかった。 残念だけんど ご縁がなかったようです。」

はな「望月さん…。」

望月「失礼します。」

はな「ごきげんよう…。 さようなら…。」

はな「てっ! みんな ほんなとこで 何してるでえ!」

朝市「はな! お… 落ち込む事ねえじゃんけ!」

一同「フフフフフ!」

はな「何 笑ってるでえ?」

キヨシ「てっ! はな先生 振られちまった! 行き遅れても知らんよ!」

はな「こら~! こら~! こら~! 待て~!」

<こうして はなの縁談は 終わったのでした。 ごきげんよう。 さようなら。>

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