連続テレビ小説「花子とアン」第82回「ゆれる思い」【第14週】

宇田川「聞いた? この人 担当の作家より 傘の方が大事なんですって。 宇田川満代は 傘以下って事? じゃあ 原稿も傘に書いてもらえば いいじゃないの。 私 お宅の雑誌には もう書かないから。 その傘に書いてもらいなさいよ。」

醍醐「まあまあ 先生。」

宇田川「作家を見下す 最低の編集者じゃないの。 こんな人 辞めさせて。」

梶原「分かりました。」

醍醐「編集長…。」

梶原「安東は 宇田川先生の担当から外します。」

宇田川「では ごきげんよう。」

(ドアが閉まる音)

梶原「みんな 仕事に戻れ。」

一同「はい。」

梶原「安東。 座れ。 安東 お前… ずっと どうかしてるよな。 しばらく 会社に出てこなくていい。」

醍醐「編集長。」

梶原「そんな抜け殻みたいなやつは うちには いらない。」

玄関前

梶原「安東。 忘れ物だ。」

かよ宅

居間

かよ「お姉やん。 甲府に帰れし。 つらくて つらくて どうしようもねえ時は 逃げたっていいと思うだ。 おかあの ほうとう食えば きっと元気になるさ!」

はな「かよ…。」

<ごきげんよう。 さようなら。>

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