あらすじ
失恋のあげく仕事でも失敗続きのはな(吉高由里子)は、梶原(藤本隆宏)にしばらく休むよう告げられ、甲府へ帰ることに。吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)は突然帰ってきたはなに驚き、はなは新しい雑誌が完成したからお休みをもらったとうそをつく。しかし肝心の雑誌を「忘れてきた」と言うはなに、ふじは様子がおかしいと感じる。やがて、リン(松本明子)から事情を聞いた朝市(窪田正孝)が『にじいろ』を手にやって来る…。
83回ネタバレ
聡文堂
執務室
梶原「しばらく 会社に出てこなくていい。 そんな抜け殻みたいなやつは うちには いらない。」
廊下
梶原「安東。 忘れ物だ。」
かよ宅
居間
かよ「お姉やん 甲府に帰れし。 おかあの ほうとう食えば きっと元気になるさ。」
<失恋のあげく 仕事でも失敗続きの はなは 甲府に帰る事にしました。>
安東家
玄関
はな「ただいま。 あれ…。 2人とも 畑行ったずらか…。」
居間
はな「おじぃやん ただいま。 ごめんなさい。 おら 夢追っかけるために 東京に行ったのに 好きになっちゃいけん人 好きになって… ほの上 仕事では 失敗ばっかりで みんなに迷惑かけて… かよにも心配かけて…。 ほんな自分が情けなくなって 頭冷やしに帰ってきました。 …なんて とてもじゃねえけんど おとうと おかあには 言えんなあ。」
周造「そうさなあ…。」
はな「てっ!?」
<今 おじぃやんの声が… 空耳でしょうか?>
庭
ふじ「え~? ブドウ酒造りてえだと?」
吉平「ほうだ。 日本一のブドウ酒を造りてえ!」
ふじ「あんた また とんでもねえこん 言いだして…。」
リン「婿殿は もう 百姓に嫌気がさしただけ?」
吉平「このまんま 百姓だけ やってても 何にも変わらん。 ブドウ酒は 今に 甲州の名を 日本中に広める事業になるだ。」