連続テレビ小説「花子とアン」第8回「エーゴってなんずら?」【第2週】

安東家

居間

ふじ『はな。 本当に元気にしてますか? はなは うんと辛抱強えボコだけんど あんまし 辛抱し過ぎるじゃねえだよ。 あんまし 便りに 『元気 元気』と書えてあると けえって心配になるだよ。 つれえ時には つれえと 寂しかったら 寂しいと 正直に言ってくりょう。 離れてても おかあは いっつも はなの味方じゃん。 体に気ぃ付けるだよ。 おかあより』。

修和女学校

寄宿舎

はな「おかあ…。 おかあ…。」

醍醐「お母様!」

はな「醍醐さん 大丈夫け?」

醍醐「大丈夫じゃないわ。 私 毎晩 こうやって泣いていたの。 みんなに聞こえないように。 お母様… お父様… 会いとうございます…。」

はな「おらもだ…。 おかあに会いてえ。」

<すっかり ここに なじんで いるように見えた同級生も 実は はなと同じくらい 重いホームシックにかかっていたのです。>

はな「おかあ… 会いてえよ!」

白鳥「『会いてえよ』ではなく 『お会いしとうございます』!」

<『うるせえ』と 心の中で叫ぶ はなでした。 ごきげんよう。 さようなら。>

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