サト「うんうん。」
純「どうですか?」
サト「天才だね。 あんたの旦那 ああ なんかウィーンでの思い出が蘇って 泣けてきちゃったな。」
純「あ 女将さん。」
サト「なに?」
純「私 考えたんですけど これから 愛君に料理作ってもらって 里やの売りにするって言うのは どうでしょう? 沖縄料理だけじゃなくて 世界中の どんな料理も出来る 奇跡のメニューって宣伝すれば きっとお客さん いっぱいくると思んです。」
純「借金を返すの 簡単なことじゃないことは わかっています。 でも ここにいるみんなで もう1度だけ頑張ってみませんか? 私 このまま 何もしないで 諦めるのイヤです。」
愛「女将さん 僕からもお願いします。」
忍「自分も頑張りますんで。」
純「お願いします。」
純「あの…?」
サト「ごちそうさまでした。」
純「あの 女将さん?」
サト「ごめんね 悪いけど 私 脚本家になるって決めたの 日本のドラマ界の未来のために。」
愛「え?」
純「え?」
サト「じゃあ シナリオをコンクールで書いているやつ 続き書かないといけないから。 あ 火元とか ちゃんと消してよ。」
女将さん? マジっすか?