連続テレビ小説「純と愛」138話「かぞくきねんび」ネタバレ

多恵子登場

純「いらっしゃいませ。 お義母さん お待ちしていました。」

多恵子「あら? あなたも いらしてたの?」

謙次「ああ いえ 純さん トイレ トイレはどっちです? トイレ?」

純「お手洗い こちらです。」

謙次「ああ。 左です。」

愛「ありがとうございます。 でも びっくりしました。 お母さんまで来てくれるとは思ってはいなかったんで。」

多恵子「私は これを 届けにきただけよ。」

客室

誠「いらっしゃいませ。 お茶をお持ちいたしました。」

多恵子「誠 あなた 本当にここで働くつもり?」

誠「そうや 文句ある?」

多恵子「本気じゃないことくらい わかってるんだから。」

誠「どうでもええやろ? ウチがなにしようが? ママの弁護士事務所…」

多恵子「被害妄想みたいなこと言うこともやめなさい。」

誠「じゃあ 一体 ウチはママのなに?」

多恵子「え?」

誠「ママはウチが必要なん?」

多恵子「なに くだらないこと言ってるの?」

誠「あ そうだね ママから見たら ウチの悩みなんか ほんまくだらん やろうな。」

ロビー

多恵子「なにやってるの あなた?」

謙次「え? いや… 別に…。」

純「あの お2人とも もうすぐ料理のご準備ができますので。」

謙次「あ ああ はい。」

多恵子「どう 東京は? 一緒に事務所始めた パートナー 若い女なんでしょう? もしかしたら 再婚でもなさる気?」

謙次「そんなんじゃないよ。」

多恵子「別に遠慮なさらなくてもいいわ。 女性がいないと 生きていけないんだから あなたは。」

謙次「君の方はどうなんだ? 相変わらず忙しいのか?」

多恵子「ええ。」

謙次「あんまり無理しいないで 少しは 仕事のペース落とした方がいいんじゃないか? 生活に困ってるわけじゃないんだし。」

多恵子「別に お金のためにやってるわけじゃないわよ。」

謙次「そんな意味で言ってるんじゃないよ。 僕は君のことが心配で。」

多恵子「もう そうやって 無理に優しくしようとすんの やめたら? あなたの優しさは 本当の優しさなんかじゃない。 自分を守るためにそうしているだけよ。」

謙次「だったら 言わしてもらうけど 君はなんでそうやって 相手を傷つけるようなことばっかり言うんだ? たしかに 君は弁護士として 僕より優秀かもしれない。 しかし 妻としては どうなんだ?」

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