晴海「こんにちは。」
純「あ お母ちゃん。」
晴海「あなた 従業員の方ですか?」
純「あ はい。」
晴海「ウチの父はどこですか? あ お父さん この写真 こんなとこにあったんだ。」
剛「お母ちゃん ここをおじぃのホテルと思ってるみたいでさ。 朝からやたら ここに来たがっていて。」
晴海「あなたたちは お客さん?」
あゆみ「いえ…。」
晴海「なんで ここ こんなになってるの?」
正「あの ここは危ないんで 帰りましょうか?」
晴海「わあー かわいいね お名前は?」
マリヤ「あの… 勇気です。」
晴海「勇気ちゃん。」
マリヤ「どうしたの 勇気?」
ハイハイしだす勇気
マリヤ「ああ! 勇気。」
正「勇気。 見たか?」
剛「うん。」
マリヤ「すごいね。」
正「お前もいよいよ。 人生を歩き始めるんだな。」
狩野・待田家
おじぃ お父ちゃん お母ちゃんはとうとう 私たちのことが誰かわからなくなったようです。