水野「かわいいね あの子。」
千香「ちょっと なに 目尻下げてんの?」
水野「いやいや 今のは その 一般的な意味っていうか その お兄さん的な ポジション的なやつ?」
千香「とか言いながら あっちの人にも色目使ってたよね?」
水野「いや 仲直りのブランコでケンカしちゃマズイでしょう?」」
真一郎「ねえ桐野君。」
富士子「ちょっと 休憩。」
羽純「はい。」
真一郎「ここ プロポーズの壁だったらしいよ。」
富士子「へえ。」
真一郎「やっぱり 結婚しない?」
富士子「しつこい。」
真一郎「ですよね。」
富士子「もう1回。」
羽純「暑中お見舞い申し上げます まぶたに口づけ」
真一郎「またフラれちゃった。」
サト「じゃあ 私と結婚します? まあ ステキなお尻。」
真一郎「え?」
忍「女将さん なに言ってるんですか?」
真一郎「いや いや 触らないで 触らないで!」
富士子「オープン前に直した方がいいと思ったこと メモしといたから。」
純「ありがとうございます。 あ これ 愛君が言ってたのと同じです。」
富士子「若者たち」
純「はい?」
羽純「君の行く道は はてしなく遠い だのに なぜ 歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまで 君のあの人は 今はもういない だのに なぜ なにを探して 君は行くのか あてもないのに 君の行く道は 希望へとつづく 空に また 陽が昇るとき 若者はまた 歩きはじめる」
(拍手)