純「女将さん!」
サト「あ?」
純「邪魔です。」
サト「あ ごめん。 おにいさん結構タイプだったもんで つい 見とれちゃって。」
純「どうやって 連れてきたの お兄ちゃん?」
愛「本当は このまま別れたら 養育費とか 慰謝料とか請求されて 大変だぞって 脅しただけで…。」
そこかよ! たく… 男ってやつは…
マリヤ「なんで浮気するの正? 私のこと もう 愛してないの?」
正「いや そうじゃなくて。」
マリヤ「じゃあ 向こうの 女の方が好きなの?」
正「いや だから そういうことでもなくてさ。」
マリヤ「じゃあ なんなのよ 一体! 正 何考えてるのか さっぱり分からないよ。 勇気が可哀そうって 思わないの? こんな 最低な父親持って。」
正「俺はまだ父親なんかになりたくなかったんだよ。 でも マリヤがどうしても産むって 聞かないから…。」
マリヤ「何それ 全部私が悪いわけ?」
正「頼むから 殴らないでくれって 頼むよ!」
(勇気の泣き声)
マリヤ「もう知らない あんたが育てれば?」
正「あ ちょっと! ちょっと 待ってよ マリヤ!」
純「マリヤさん!」
正「なあ どうしよう 純?」
純「自分でなんとかしなよ マリヤさん ほら 行っちゃったじゃない。」
正「分かった じゃあ この子預かってくれ!」
純「は?」
正「シーユー 頼んだぞ!」
純「ちょっと 待ってよ お兄ちゃん!」
正「マリヤ!」
純「お兄ちゃん! どうすりゃいいの?」
羽純「逃亡。」
おじぃ 泣きたいのは私だよ