連続テレビ小説「純と愛」98話「えがおのゆくえ」ネタバレ

リビング

純「ただいま。 お母ちゃん お父ちゃん帰ってきたよ。」

晴海「お帰り あらおとうさん。 お帰りなさい。」

マリヤ「お帰りなさい。」

善行「お前 そんなことやって 大丈夫なんか?」

晴海「正も剛も一生懸命 仕事を探してるから ごちそうでも作らないと罰があたると思いまして おとうさんの好きな だし巻き卵もありますよ。」

善行「ちょっと ちょっと来い。」

純「なに?」

善行「なあ あいつ ほんまに病気なんか? お前ちょっと騒ぎすぎと違うか?」

純「私もそう思いたいよ。」

マリヤ「お母さん さっき お塩いれましたよ。」

晴海「そんなことないよ。」

マリヤ「本当に…。」

晴海「大丈夫よ。」

マリヤ「そんなに入れたらしょっぱくて食べれないよ。」

晴海「どれ?」

純「お母ちゃん。」

晴海「うん?」

純「しょっぱいの?」

晴海「違うよ 今日はちょっと味付け変えようと思っただけよ。 次はどうするんだった? あんたたちが余計なこと言うから もうど忘れしたさ。」

マリヤ「お義母さん私がやります。」

晴海「大丈夫よ! あ! わあー!(フライパンをひっくり返す)」

善行「なにをやってんねん なにをやってんねん。」

純「料理はさ お姉ちゃんに任せて お母ちゃんはね。」

晴海「なんでそんなこと言うの? 私にはもう料理なんか出来ないって言うの? なんで そうやって病気扱いするの?」

純「いや そうじゃなくて お母ちゃんケガでもしたら大変だなと思うから。」

剛「ただいま。 あれ? どうしたの?」

晴海「ああ 剛帰ってきたの?」

剛「ただいま。」

晴海「ああ そうだ おこづかいあげようね。」

純「お母ちゃん?」

剛「いあや だって さっき貰ったしさ。」

晴海「だってバレエやってるから お金要るでしょ?」

剛「いや。」

晴海「ちょっと 純? 私のお財布知らない?」

純「いや 知らないけど。」

晴海「あれ どこかな?」

純「もう いいよ。 剛 さっきお金あげてたでしょ。」

晴海「財布 あんたが盗ったんじゃないの?」

純「なんで私が盗んのよ そんなことしないよ。」

晴海「私 あんたが私の財布から お金盗って コソコソお菓子買ってるのは 知ってるよ。」

純「それは 小っちゃい頃の話しでしょ? それに そんなの私より剛の方が何倍もやってるし。」

剛「ちょっと お姉?」

晴海「純 剛はそんなことしないよ。 なんでそんなこと言うの? 返しなさいお財布 返しなさい!」

純「私持ってないって。」

晴海「いいから 返しなさい!」

剛「お母ちゃん。」

純「落ち着いて 私も一緒に探すから。」

勇気が泣きだす

マリヤ「勇気どうしたの?」

純「探すから。」

晴海「お財布…」

純「お母ちゃんそんなとこしまわないでしょ いつも 落ち着いて お父ちゃん どうにかしてよ。」

善行「とにかく ちょっと 買い物に 買い物行ってくるわ。」

剛「お父ちゃん?」

また逃げるのかよ あんたは

純「お父ちゃん!」

晴海「お金!」

純「あった あった 玄関に落っこちてた ね よかった。」

晴海「剛 純がイジメる 純がイジメる イジメる。」

剛「お母ちゃん…。」

純「お母ちゃん ごめんね お財布見つかってよかったね。」

おじぃ こんなのへっちゃらだよ お母ちゃんの笑顔を取り戻すためなら…

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