小原家
2階 寝室
優子「聡子。」
聡子「はい!」
優子「何してんの?」
聡子「はあ… お帰り。 ウフフン フン…。 デザイン画の練習。」
優子「ふ~ん。 へえ~ お母ちゃんの 手本にしてるんか。」
聡子「ふん。」
直子の店
優子「ご苦労さま。」
「お帰りなさい 優子さん。」
「お帰りなさい。」
優子「どうだった? 留守中。」
「まとめておきました。」
優子「うん。 ありがとう。 あ そうだ 直子。」
直子「ああ?」
優子「あんた 古いデザイン画 持ってる?」
小原家
2階 寝室
<優子が東京に戻って 何日かしてから 聡子に 新しい山が届きました>
聡子「お母ちゃんのと 優子姉ちゃんのと 直子姉ちゃんのと 全部 全然ちゃう! すごいなあ~ どれも!」
糸子「はあ… あかん! 負けてられへん。」
糸子「負けてられへん!」
<それが 腹立つほど ええんです>