あらすじ
優子(新山千春)は直子(川崎亜沙美)の店の立て直しに取りかかる。客に愛想よく振る舞う優子に、こびを売るなと直子がつっかかる。しかし逆に叱る優子。テニスの大阪府大会で優勝した聡子(安田美沙子)は東京の大会へ向かう。姉たちの部屋に泊まり、仕事ぶりを見つめる聡子。そして全国1位になって岸和田へ戻る。糸子(尾野真千子)は喜んだものの、さほど興味は持たなかった。そして糸子は、聡子から意外な決意を聞かされる。
115回ネタバレ
直子の店
優子「どうぞ よろしくお願い致します。」
支配人「小原君のお姉さん?」
優子「ええ! 妹が 大変 お世話になっております。」
支配人「あ~ こんなお姉さんに 手伝ってもらえるなら 小原君も 安心だろう。 ねえ? エヘヘヘヘ。」
直子「はあ。」
支配人「いや 小原君は 若さがあって いいんだけど やっぱり ここは 百貨店だからね いろんな世代のお客様に向けた きちっとした接客 これが 大事なんだな。」
優子「はい。 ええ。 フフフフ。」
支配人「どうぞ よろしく。」
<無敵の外面を武器に 優子は 百貨店の支配人にも 気に入られて 晴れて 直子の店に立つ事になりました>
「へえ~ すごい服! 今どきの若い子の服よねえ。」
優子「いらっしゃいませ。」
「ねえ これが 今の流行りなの?」
優子「ええ。 何だか カラスみたいですけど。」
「あっ カラス!」
「ほんとに カラスよねえ。」
優子「だけど お客様 今 私が着てるのも うちのデザイナーのものでございますよ。」
「あら へえ~!」
「あなたが着ると まともに見えるわね。」
「ねえ 悪くないわ。」
優子「オーダーメードですから もちろん お客様のご要望に なるべく添えるように お作り致します。 こんなカラスみたいなの だけでなく。」
(2人の笑い声)
優子「是非一度 ご相談下さいませ。 お願いします。」
優子「はあ?!」
直子「せやから あない 客に こび売って もらわんかて ええちゅうてんや。」
優子「何?」
直子「うちは うちの服を 分かってくれる人にだけ 着てもらえたら ほんでええ。 よ分からん おばちゃんらにまで 頭 下げてまで 着てほしいとは 思えへん。」
直子「った! 何や?!」
優子「このクソガキ いつまで 甘ったれてんや!」
直子「はあ?!」
優子「これは 商売なんや! 腐れ芸術家気取りも ええかげんにしい!」
支配人「やあ 小原姉妹。 どうだね? 調子は。」
優子「ああ どうも… おかげさまで なんとか 頑張っております。」
支配人「それは よかった。 ハハハハ。」
<ところで 聡子が 東京に行く事になりました>
珈琲店・太鼓
<大阪府大会で優勝した聡子は そのあとの近畿大会でも 優勝したそうで なんと 全国大会に 出場する事になったそうです>
木之元「聡ちゃんの全国1位を祈願して 五軒町一同 乾杯!」
一同「乾杯!」
木岡「頑張り屋! 目指せ 日本一や。」
聡子「頑張るわ。 おおきに。」
八重子「日本一になったら すごいで。」