連続テレビ小説「カーネーション」第118回「鮮やかな態度」【第21週】

台所

千代「おはようさん。」

直子「乗り遅れたら 姉ちゃんに ぶち殺される。」

千代「あんた これ 持っていき。」

直子「うん。 おおきに! ほなな おばあちゃん。 また帰ってくるよって。」

千代「もう行くんか?」

直子「うん。」

千代「え~っ!」

居間

北村「痛い! お前 ちゃんと見て歩け アホ!」

直子「は… せやせや。」

北村「もう!」

直子「おっちゃん。」

北村「ああ?」

直子「昨日の話。」

北村「何や?」

直子「『心斎橋に 空き物件ある』ちゅうちゃあたやろ?」

北村「おお~。」

直子「あれな もうちょっと 置いといてくれへん? お母ちゃんに ないしょで。」

北村「ああ?」

糸子『直子~! もう行くんけ?』

直子「ほな 頼むわ。 また 詳しい事は 電話するさかい。 な! は~い。 行ってくるわ!」

糸子『気ぃ付けや! 慌てた けがすんで!』

直子「せえへん!」

糸子「あ~あ もう 行ってもうた。 は~ だんじりか。 何や?」

北村「え?」

糸子「何 にやけてんや?」

北村「いやいやいや 何やろな 思てよ。」

糸子「何が?」

北村「いやいやいや こっちの話や。 いやいやいや。」

糸子「気色 悪いなあ。」

北村「イタッ! お前!」

千代「はれ~ 直子!」

北村「おかあちゃん!」

千代「もう 行ってしもたんか? はれ~ これも持たせよう 思たのに…。 北村さん。」

北村「ああ?」

千代「目玉焼きと 卵焼き どっちに しましょ?」

北村「いや もう そんな構わんといて おかあちゃん。」

千代「どっちか?」

北村「どっちか… ほんな もう 絶対 目玉焼き。」

千代「よっしゃ。」

糸子「聡子~! 起きりや~!」

<祭りが終わったら また 普通の日ぃが始まります>

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