連続テレビ小説「なつぞら」第70話「なつよ、千遥のためにつくれ」【第12週】

あらすじ

前作「白蛇姫」のポスターを見ていたなつ(広瀬すず)は、自分がアニメーターとして頑張れば、ポスターに名前を載せることができることを知る。そして、生き別れの千遥がそれを見てくれれば連絡があるかもしれないと、咲太郎(岡田将生)と信哉(工藤阿須加)、亜矢美(山口智子)に伝える。日が変わり、下山(川島明)のもと「わんぱく牛若丸」のアニメーターチームが集まり、新たな作品つくりに向けて意見交換が行われる…。

70話ネタバレ

おでん屋・風車

玄関

信哉「なっちゃん!」

なつ「信さん。 誕生ケーキ ありがとう。」

信「いや… ちゃんと 会社に行ったって聞いて 安心したよ。」

なつ「うん… まだ時間大丈夫?」

信哉「うん もちろん。」

なつ「じゃあ ちょっと上がっていかない?」

信哉「いいよ。」

1階店舗

なつ「ただいま。」

茂木「なっちゃん なっちゃん!」

なつ「茂木社長!」

亜矢美「なっちゃんを待ってたのよ。 ね~。 女の子のいるお店にも行かないで。」

茂木「ちょっと ママ。 もう なっちゃんに嫌われるようなこと 言わないでよ。」

なつ「お久しぶりです 茂木社長。」

茂木「なっちゃん 川村屋のマダムに聞いたよ。 やっと アニメーターになれたんだってな。 おめでとう。」

なつ「まだまだ 見習いみたいなもんですけど ありがとうございます。」

茂木「これは 僕からのお祝いだ。 はい。」

なつ「えっ!」

茂木「わざわざ うちで取り寄せたんだから ハハ。 開けてごらん。」

なつ「これは?」

茂木「漫画映画の教科書だよ。 ディズニーのアニメーターが 書いたんだよ。」

なつ「え~ すごい! こんなのあるんですか。」

茂木「あるんだよ。」

なつ「全部 英語だ…。」

茂木「まだ翻訳されてないからね。 そこで もう一つのプレゼントが これだ。 はい。」

なつ「英語の辞書?」

茂木「うん。 頑張って 自分で訳すんだよ。 『白蛇姫』は なかなか色っぽくてよかったな。 ああいうのがさ 日本で作れるんだから もっと もっと勉強しなさい。」

なつ「ありがとうございます 茂木社長。 一生 大事にします。」

茂木「ハハハ いや… 古くなったら買い替えてよ。 そんな 一生大事にされちゃね ほら うちも商売上がったり…。」

亜矢美「てれ屋さん 余計なこと言わないの。」

なつ「茂木社長 ありがとうございます。 信さん 行こう。」

茂木「あれ 行っちゃうの?」

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