連続テレビ小説「カーネーション」第124回「悔いなき青春」【第22週】

直子の店

源太「こんちは~。」

直子「源太!」

小沢「源太!」

吉村「お帰り!」

直子「やっと帰ってきた。」

小沢「この野郎。」

源太「直子らしい店だなあ~。」

吉村「だろう?」

源太「うん すごく面白い。 パリでも 絶対 通用するよ。」

直子「当ったり前や。 まあ 見ててみ。 そのうち 進出するよって。 シャンゼリゼにでも 店 出すさかい レセプション 呼んじゃるわ。」

源太「おう 行ぐ行ぐ。 絶対 行ぐ!」

小沢「いつまで 日本に おるんだっけ?」

源太「あ… 今週いっぱい。」

聡子「ただいま~。」

直子「あ~ お帰り。」

源太「聡ちゃん?!」

聡子「源ちゃん?! いや~ 久しぶりやな。」

源太「えっ 今 手伝ってるの?」

聡子「うん。」

直子「せやねん。 お母ちゃんと交代でな うちの店 手伝うてくれてな。」

源太「へえ~ 聡ちゃんまで この道 進んだんだなあ。」

直子「ふん。 まあ 最初は 頼んなかったけどなあ このごろは だいぶ よう できるようになってんで。」

源太「パリで修業したがったら いつでも うちの店で雇うよ。」

聡子「はあ~ おおきに!」

吉村「パリじゃなくて 渋谷で 修業したかったら 俺の店ね。」

<聡子が ようやっと モノになってきた ちゅうんは ほんまの事らしくて>

小原家

居間

松田「聡ちゃん ひょっとしたら 婿 取らんでも なんとかなるんと ちゃいますやろか。」

糸子「ほんまけ?」

松田「ああ。 このごろ だいぶ しっかりしてきましたわ。」

昌子「あっ うちも思います。」

松田「覚えるのも 早い事ないねんけど 一旦 覚えたら きちんと やってくれるしなあ。」

昌子「優ちゃんの店 直ちゃんの店ちゅうて あっちこっち 手伝いにも 行かされてるやないですか。 あれで だいぶ鍛えられてきたんと ちゃいますか。」

糸子「ふ~ん…。」

松田「うちらが 周りで助けながらやったら なんとか 店主も務まるかもしれませんわ。」

昌子「大丈夫ですよ。」

糸子「ほんま?」

昌子「うん。」

糸子「ほう! ふ~ん。」

オハラ洋装店

聡子「ただいま~!」

3人「お帰り~!」

<いっぺん 出ばな くじかれてるよって うちも もう引き際を決めたるやら どうやら ちゅうんは どうでもようなりました>

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