オハラ洋装店
栄之助「今日は お話があって 来ました。」
糸子「話?」
3人「はい!」
糸子「あ~ あかん あかん! もう うちは 面倒くさい話 嫌やで もう~。」
栄之助「違うんです 先生。 聞いて下さい。」
糸子「嫌や 嫌や! 帰って 帰って! もう 知らん 知らん!」
譲「先生 先生。 何も面倒くさい話 ちゃいますて すごい話なんですて。」
糸子「ええ~?」
栄之助「先生 ものすご いいんです。 あのスーツの売れ行きが。」
糸子「ああ~?」
栄之助「僕 あのスーツに 思い切って 18万ゆう値段 つけたんです。」
糸子「18万?! はあ~…。」
栄之助「それが もう 飛ぶように売れて 100反分の 95着は 予約で完売しました。」
糸子「ほんまかいな?!」
譲「先生! そこで 僕ら 今日 こないして お願いに来ました。」
糸子「何をや? もう。」
譲「先生のブランドを 作らせてもらえないでしょうか?」
糸子「はあ?」