あらすじ
かぜでパッチ屋から帰らされ、寝ている糸子(尾野真千子)は弱気になる。しかし千代(麻生祐未)が「自分の力で好きなことをやりとげる糸子は偉い」と褒める言葉が聞こえ、元気を出す。翌日にはかぜも治り、また張り切ってパッチ屋で仕事をする糸子。雑用をこなすことからも学ぶものがあると気づき、いつかミシンに触れる日が来ると確信する。その様子を見ていた店主・桝谷(トミーズ雅)は、夜間はミシンを使ってもよいと言う。
15回ネタバレ
道中
回想
田中「小原!」
田中「おい 小原! まだ 泣いてんか? はよ 手伝わんかい!」
岡村「お前みたいなもん いてても いんでも 一緒じゃ。 風邪うつされる方が迷惑じゃ。」
回想終了
糸子「辞めたる! あんな店 辞めたる!」
(泣き声)
子供達「うわ~!」
<泣いて 泣いて 泣きまくったら やっと 涙も止まったさかい うちに帰る事にしました>
小原家
子供部屋
糸子「暑い…。」
ハル「我慢しい。 風邪はな 冷やしたら あかんやち。 ほら! な! あっ お湯 飲もか? お湯 飲み。 今 こしらえてきたるさかい。 待っときや!」
糸子「重たい… ああ…。」
<辞めたいなあ 店。 辞めて 女学校 戻りたいなあ。 あ~ うちは なんちゅう アホな事したんやろ>
2階 座敷
(カラスの鳴き声)
静子「風邪なん? 糸子姉ちゃん。」
千代「せやなあ。 風邪と… 頑張り過ぎやなあ。」
静子「ふ~ん…。 あのな お母ちゃん。」
千代「うん?」
静子「うちが 昨日 言うた事…。」
千代「何やった?」
静子「忘れたん? 着物の事。」
千代「あ~ 何や 言うてたなあ。」
静子「うち ほんまに あの着物 欲しいねん。」
千代「あかん。」
静子「えっ 何で?」