連続テレビ小説「カーネーション」第82回「愛する力」【第15週】

小原家

オハラ洋装店

「うちも あんなパーマ あてたいんや。」

「うちも あてたい!」

「なあ ええわな あれ! 外人さんみたいに なりたいわ。」

(足音)

糸子「うん? う~ん…。」

千代「まだ 寝てるんか。」

糸子「イテテテテ…。」

昌子「先生!」

(笑い声)

糸子「あ~ 頭 痛い。」

千代「あれれ 痛いんか?」

昌子「33歳… 先生は もう33歳。 どういうこっちゃ? ほんな ええ年した女が 酔い潰れて よその人に おぶわれて 帰ってくるて!」

糸子「もう どならんといてよ。 頭 痛いのよ。」

昌子「恥ずかしいやら 申し訳ないやら。 うちら どんだけ 頭下げた 思てるんです!」

千代「あ~あ!」

糸子「あ…。 うち 誰に おぶわれて 帰ってきたん?」

昌子「はあ? それも 覚えてないんですか?!」

糸子「堪忍…。」

千代「何や 背ぇの ひょろ~っと高い人や。 親切に いろいろ 説明してくれたんやけどなあ 何 言うてるんか 言葉が よう分からんで。」

(笑い声)

糸子「あ… あの人か?」

回想

糸子「お父ちゃんか?」

周防「うん?」

回想終了

糸子「あ~! あ~ 恥ずかし~!」

千代「え~? ほれ! また寝るんか? えっ?」

糸子「う~ん…。」

<あ~あ… どうか もう あの人に 金輪際 会う事が ありませんように…>

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