小原家
2階 仕事場
(せみの鳴き声)
<どないすれば いいかも 分からんままに 何日かが過ぎました>
昌子『先生 電話です!』
糸子「誰から?」
昌子『八重子さんです。』
周防「よかですよ。」
糸子「すんません。」
オハラ洋装店
昌子「先生 はよ はよ。」
糸子「おおきに。 はい… どないしたん? えっ?! 今から? 行こ。 行く! 迎えに行くわ 今すぐ。」
闇市
(闇市のにぎわい)
<おばちゃんが『奈津と 話しに行く』て 言うてくれました>
(闇市のにぎわい)
小屋
玄関前
(戸をたたく音)
玉枝「ごめんください。」
糸子「出てったら あかん。」
太郎「分かった。」