ラジオ局
磯村「さて ここからはですね アニーさん ご自身について お話ししていただけますでしょうか?」
通訳「Now, would you please tell us about yourself? 」
アニー「I’d be happy to.」
通訳「喜んで。」
磯村「アニーさんは 1925年 シアトルに生まれた 日系のアメリカ人なんですね?」
通訳「Annie, you are a Japanese-American, bora in seattle in 1925, is that right?」
アニー「That’s right.」
磯村『シアトルのワシントン州立大学で 演劇を専攻してはったそうですね』。
通訳『I heard you had majored in drama at Washington State University.』
アニー『Yes. That was a long time ago though.』
通訳『はい。 遠い昔の話ですけど』。
磯村「で そのころから 映画 お好きやったんですか?」
通訳「You’ve enjoyed watching movies since then?」
アニー「Well, watching movies is a national pastime in the U.S.」
通訳「映画は アメリカでは ずっと国民的娯楽です。」
磯村「初めて見た映画 覚えていらっしゃいますか?」
通訳『What was the first film you saw?』
アニー『I’m not sure…. Mayde “Gone with the Wind”?』
通訳『『風と共に去りぬ』だったかしら』。
磯村『1939年公開の 言わずと知れた名作です これは。 この年は また 名作ぞろいでしてね…』。
磯村「そして 日本ではね 初代モモケンの『黍之丞』シリーズ第2作『棗 黍之丞 仁義剣』が 公開されてんですよ。」
通訳「And in Japan, it was the year the second film in the “Kibinojo” series, “Kibinojo Jingiken” was released, featuring Momoken the first.」
偕行社
控え室
ひなた「へえ~ そうなんや。」
ラジオ局
磯村「アニーさん ご覧になりましたか? この映画。」
通訳「Did you watch that one too, Annie?」
磯村『アニーさん』。
通訳『Annie.』
磯村『アニーさん』。
通訳『Annie.』
磯村「あ… あの じゃあ ここで 一曲 聴いてもらいましょうか。 曲は…。」
アニー「見ました。」
偕行社
控え室
ひなた「えっ?」
アニー『1939年 昭和14年に 私は『棗 黍之丞 仁義剣』を見ました』。
ひなた「アニーさん 何で日本語?」