連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第41話「1951-1962」【第9週】

てる子「どこの亭主も一緒やな。 ほな 頼んます。」

和子「はい。 ほな 確かに。」

るい「本当に おもしれええ仕事ですねえ。 洗濯もんの数だけ 人生がある思うたら 何か 汚れた服も いとおしゅう思えてきます。」

平助「おおきに。 るいちゃんに そない言うてもらえたら この仕事やっとって よかった 思えるわ。」

和子「ホンマやね。」

平助「うん。」

るいの部屋

るい「『善女のパン』。 『小さなパン屋を営むミス・マーサは 40歳で独身でした』。 『近頃 ミス・マーサには 気になるお客さんがいました』。 『いつも 2つでたった5セントの 古いパンだけを買って帰る男性』。 『きっと貧しい画家なんだと ミス・マーサは推測しました』。」

るい「『ミス・マーサは その客が 屋根裏部屋で 古い かたいパンを食べながら 絵を描く様子を思い描きました』。 『きっと この店に並ぶ もっとおいしいパンを食べたいと 思っているはず』。 『私の作った このおいしい食事を 一緒に楽しめたら…。 ミス・マーサは そんな夢想をしていました』。」

るい「『そして 地味なサージを脱ぎ 青い水玉のブラウスを着て 彼の来店を待つようになりました』。

竹村クリーニング店

平助「ほな 御用聞き行ってくるわ。」

るい「行ってらっしゃい。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク