連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第41話「1951-1962」【第9週】

あらすじ

クリーニング屋での仕事が性に合ったるい(深津絵里)。時々やってくるちょっと変わったお客さん(オダギリジョー)の正体はつかめぬままでしたが、仕事にもだんだんと慣れていきました。そんなある日、るいが一人で店番をしていると、田中(徳井優)という強面(こわもて)の男が店にやってきて、預けた服に穴が空いていたとクレームをつけてきました。弁償だけじゃなく慰謝料を払えと迫られ、困ったるいでしたが…。

41話ネタバレ

竹村家x

竹村クリーニング店

<るいは クリーニングの仕事た好きでした。 シャツの汚れが落ちる度に 自分の背負ってきたもの 過去のしがらみや 悲しみが 消えてなくなっていくような 気がしました>

<そして 真っさらな自分の人生を 歩き始められる>

<そう信じることができました>

道中

「おう! 平ちゃん。」

平助「おう。」

竹村家

竹村クリーニング店

(物音)

るい「あっ いらっしゃいませ。」

片桐「こんにちは。」

るい「こんにちは。」

片桐「これ お願いします。」

るい「はい。」

片桐「キャップ開けたまま 万年筆 入れてしもうて…。」

るい「大丈夫です。 落ちますよ。」

片桐「助かります。」

るい「ここに お名前と ご住所と あれば 電話番号 お願いします。」

片桐「はい。 いつ 出来ますか?」

るい「あっ ええと 土曜にゃあ 出来とります。」

片桐「ああ よかった。 そしたら よろしくお願いします。」

るい「はい。 ありがとうございました。」

るい「(心の声)『万年筆の形が ちいとる。 いっつも ここに さしよるんじゃろうなあ。 いつでもメモ取れるようにしとんかな。 何のお仕事じゃろう。 お仕事も お人柄も 堅実なんじゃろうなあ。 キャップう 閉め忘れるくれえ 何ゅう慌てて書き留めとったんじゃろう。 片桐春彦さん。 字も きれいじゃった。 育ちが えんじゃろうなあ。 じゃけど 自分で出しに来るいうこたあ お母さんたあ 一緒に住んどらんいうこと…?』

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