連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第40話「1951-1962」【第8週】

あらすじ

仕事の面接がうまくいかなかったるい(深津絵里)は、荷物を預かってくれたクリーニング店に戻り、事情を話しました。話を聞いてくれた店主の竹村平助(村田雄浩)と妻の和子(濱田マリ)の提案にのって、るいは店に住み込みで働くことになります。和子からクリーニングの仕事を一つ一つ丁寧に教えてもらうるい。ある日、店番を任されたのですが、そこにちょっと変わったお客さん(オダギリジョー)が訪れ…。

40話ネタバレ

竹村家

和子「はい。」

るい「ありがとうございます。 頂きます。」

平助「こないな上品なお嬢さんを 面接で落としよるとはなあ。」

和子「あの新しい でっかいホテルやろ? 見る目あらへんわあ。 絶対 泊まらんとこ。」

平助「泊まりとうても泊まれるか。」

和子「それも そやな。」

(笑い声)

和子「あっ 笑った。」

平助「笑たんちゃうねん 笑われとんねん。 あほがしゃべっとる思て。 フフフフ…。」

和子「あんた 笑たら かいらしいなあ。 あんたみたいな子が うちで働いてくれたらええねんけど。」

るい「えっ…。」

平助「あほう。 こないに育ちのよさそうなお嬢さんが 何が悲しゅうて 人の汚れもん洗濯せなあかんねん。」

和子「これが ホンマの職業センタクの自由や。」

(笑い声)

るい「あの~。」

平助「うん?」

るい「本当に ここで働かせてもらうわけにゃあ いかんじゃろうか。」

平助「あっ?」

和子「えっ?」

和子「雉真るいちゃん。 岡山の子かいな。」

るい「はい。」

平助「岡山で雉真いうたら 学生服の雉真か?」

和子「えっ。」

るい「はい…。 親戚です。」

和子「あの大きい会社! やっぱり育ちがええんやねえ。」

平助「そないな ええとこの子が 何で また うちみたいな店で。」

和子「ホンマやわ。 こんなむさ苦しいおっさんと やかましいおばはんしかおらん お給金は すずめの涙の 吹けば飛ぶようなクリーニング屋。」

平助「言い過ぎや。」

和子「お父さんとお母さんは どない言うてはんの?」

るい「もう おりません。 父も… 母も…。」

平助「あっ そうか…。」

和子「堪忍やで。」

るい「いえ。」

和子「あんた。」

平助「うん? うん。 お嬢さんみたいな子が来てくれたら うちは大助かりや。」

るい「ありがとうございます!」

平助「うん。 ハハハハッ。」

和子「よろしくね るいちゃん。」

るい「よろしくお願いします!」

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