夜ドラ「ミワさんなりすます」(第16回)

園庭

藤浦「早く 急いで下さい。 ちょっとミワさん! ミワさんの荷物 一番奥に入れなきゃいけないんだから。 急いで。」

ミワ「ああ…!」

池月「せ~の。」

リビング

(ノック)

ミワ「失礼します。 いない。」

<八海サマ… どこ?>

書斎

(ノック)

ミワ「失礼します。」

<何でだろう… 八海サマがいないことに ホッとしている自分がいる>

八海「ミワさん?」

ミワ「八海さん…。」

<今だ… 今 全てを打ち明けるしかない>

八海「ミワさん ちょっと長い留守になりますが よろしくお願いします。」

ミワ「あの… 八海さん。」

<これで 全部終わりなんだ…>

八海「はい。」

<これで>

ミワ「あの…。 これを… 読んで頂けませんか。」

八海「ミワさんの口から 聞かせてもらえませんか。」

ミワ「え…?」

八海「何か そのほうがいい気がして。 お願いします。」

ミワ「私は…。 私は… 美羽さくらではありません。 久保田ミワといいます。 今まで 家政婦になりすましていました。」

八海「…そうなんですか。」

ミワ「語学のスキルも 栄養士の免許も 何も持ってない ただの映画オタクです。 ここの家政婦になるはずだった 美羽さくらさんが事故に遭ってしまって それを見て 代わりに なりすますことを 思いつきました。」

ミワ「八海さんのそばで働くのが 夢のようで 楽しくて 引き返すことができませんでした。 本当に 申し訳ございませんでした。」

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