夜ドラ「ミワさんなりすます」(第24回)

「おい 誰だ てめえ! 邪魔してんじゃねえぞ!」

「兄貴。」

泉「この人は… ミワさんは俺の恩人なんです。」

「はあ?」

泉「ここは引き下がってもらえませんか。」

「誰だ てめえ。 ぶっ殺すぞ!」

泉「覚悟はありますか?」

「ああ?」

泉「力ずくで やりたいことをやって 人を従わせて その代償は… その先に行く覚悟はありますか?」

「おい 何言ってんだ てめえ。」

「兄貴。」

「あぁん?」

「こいつ 山本さんとこの…。」

「マジか。 何だよ めんどくせえな。 おい 行くぞ。」

「はい。」

ミワ「えっ…。」

凛「あ~ びっくりした… 東京 怖っ。」

ミワ「泉さん…。」

泉「おけが ありませんでしたか?」

ミワ「泉さんこそ…。」

泉「こんなのは どうってことないですよ。」

ミワ「お元気でしたか。」

泉「ええ。 あれから地元に帰って 仕事にも就いたんですけど やっぱり素性を知られると いられなくなってしまって。 やっぱりダメですね。 一度 過ちを犯した人間は 人が許してくれても 世間が許しちゃくれない。」

ミワ「そうだったんですね。」

泉「でも 組に戻ったわけじゃないですよ。 今は バーテンダーの修業をしてます。」

ミワ「よかったです。」

泉「八海さんとミワさんには 本当に感謝してます。 こんな形ですけど 少し恩返しができてよかった。」

ミワ「泉さん…。」

凛「あ~ 八海さんの知り合い? もうすぐ ここに来るよ 八海さん。」

ミワ「はい 会っていかれたらどうですか?」

泉「いえ… もっと誇れる自分になってから 会いに行きます。」

凛「かっこいいね。」

ミワ「…ですね。」

八海邸

藤浦「時間は9月8日 午後イチのスタートで 進めます。 では 明日もよろしくお願いします。」

八海「藤浦さん。」

藤浦「はい。 何ですか?」

八海「俳優を… やめたいと思うんですが。」

藤浦「え?」

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