リビング
八海「ミ… ミワさん? ミワさん? ミワさん?」
ミワ「や… 八海サマ!」
八海「ダメです。 まだ寝てないと。」
ミワ「八海サマ…。」
八海「それじゃ 私は行きますから。」
ミワ「え? 待って 行かないで。 八海サマ 八海サマ~! やっ…。」
医師「大丈夫そうですね。 では お大事になさって下さい。」
藤浦「ありがとうございました。」
医師「では 私は これで失礼します。」
<夢か…>
一駒「大丈夫? ミワさん。」
池月「意識 失ってたみたいだけど。」
ミワ「はい… もう大丈夫です。」
藤浦「うちの大事なスタッフを…。」
ミワ「いや 私の不注意もあったので…。」
藤浦「念のため ドクターを呼んだけど 安静にしてれば大丈夫だから。 今日は もう無理をして動かないこと。 私は 警察の対応をしてきます。 今すぐ 警察を 第2応接室に呼んで下さい。 今すぐです!」
池月「あんな藤浦さん 初めてみました。」
一駒「そうね。 仕事には厳しいけど 何だかんだ 私たちのこと大事にしてくれてるのよ。」
池月「今日はもう 私たちに任せて。」
ミワ「いや… あっ。」
回想
雲海「その家で 決して立ち入ってはいけない 場所があるね?」
回想終了
ミワ「あっ あの…。」
一駒「あっ 水飲む?」
池月「ほら 無理しないで…。」
ミワ「ドンタッチ!」
池月「えっ!?」
ミワ「ドンタッチなんです!」
ミワ「えっ あっ あの… そ… そういうことじゃ…。」
書斎
池月「占い?」
ミワ「はい 占い師さんが言うには このドンタッチエリアに 八海さんの居場所を示すものがあると…。」
池月「あっ こんなところに…。」
ミワ 一駒「え?」
池月「これ 何か関係あるかな?」
ミワ「白鷹町!」
一駒「こないだ ミワさんが 行ってきたところじゃないの?」
ミワ「はい そうです。」
池月「この塩見さんっていうのは知り合いかな?」
ミワ「白鷹町は八海さんのふるさとなんで 親戚とか家族に近い人かも しれないですね。」
一駒「藤浦さんに聞いてみる?」
ミワ「そうしましょう。」