砂良「しょうがないしょや 柴田家の家系だし 毎日 濃い牛乳を飲んでんだから。」
なつ「だっこできるのも 今のうちだね。」
剛男「優ちゃん おいで ほらほら…。」
子ども部屋
なつ「母さん… 私 このまま 今の仕事を 辞めるかもしれない。」
富士子「えっ? なして?」
なつ「自分が 何をしたいのか 分からなくなって…。 お金のことを考えなければ 今は 優といられる時間を 一番に 大切にしたいと思うようになって。」
富士子「そう…。 それが なつの出した答えなら そうすればいいしょ。」
なつ「少し 疲れてしまった…。」
<次の日 なつたちは 天陽君の家に向かいました。>
山田家
居間
なつ「すいません… アトリエを見てもいいでしょうか?」
正治「もちろん 構わないよ。」
馬小屋
優「あっ ママ ほんものだ!」
なつ「え…?」
優「ほんもののお馬さんがいるよ!」
<なつよ… それが 天陽君の遺作だ。>