連続テレビ小説「なつぞら」第133話「なつよ、天陽くんにさよならを」【第23週】

あらすじ

なつ(広瀬すず)の手がけたテレビ漫画「魔界の番長」が放送される。しかし、娘の優は怖がって見ようとしない。坂場(中川大志)に、子どもは多感だからと言われるも、子どもが怖がるアニメを作ることに思い悩むなつ。そんなある日、神地(染谷将太)はなつを呼び出し、麻子(貫地谷しほり)からマコプロに誘われていると告げ、神地の抱く夢を語るのだった。一方、十勝では体調を崩した天陽(吉沢亮)が…。

133ネタバレ

東洋動画スタジオ

社長室

なつ「『魔界の番長』?」

佐藤「魔界の魔王を裏切るわけだ。 人間を守るために戦うんだよ。」

なつ「また裏切って戦うんですか?」

佐藤「そう。 君にぴったりだろ!」

なつ「いや…。」

休憩室

桃代「作画監督は もうやりたくないの?」

なつ「やりたくないわけじゃないけど なるべく 6時に 保育園に迎えに行けるようにしたいから。 それにね こういう暴力的なものを 描くのは…。」

廊下

仲「こっからは なっちゃんが 自分で決めるしかない。」

<なつは 結局 作画監督の仕事を また引き受けました。>

坂場家

リビング

<そして 昭和48年の夏 なつが手がけた 『魔界の番長』の放送が始まりました。>

テレビ・番長『うう… うあ… うううう… うあ… うあああ…!』。

なつ「優 どうしたの? 見ないの?」

優「怖い… 見たくない!」

テレビ『悪をもって悪を制す 魔界の番長 ここに見参!』。

なつ「ええっ…。」

東洋動画スタジオ

テレビ班 作画室

神地「なっちゃん。」

なつ「あっ 神っち。」

神地「昨日の放送 見たよ。」

中庭

なつ「それで どうだった?」

神地「日本のテレビ漫画は どんどん ひどい方向に行くよな。」

なつ「相変わらず はっきり言ってくれるんだから。」

神地「作画室で言わなかっただけ 大人になっただろ。」

なつ「まあね。」

神地「別に なっちゃんに 文句があるわけじゃないよ。 ヒットはすると思うよ。 うん… よく出来てた。」

なつ「いいから そういう大人の発言は。 うちの子にもね 怖くて見たくないって言われちゃったの。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク