連続テレビ小説「なつぞら」第46話「なつよ、東京には気をつけろ」【第8週】

あらすじ

なつ(広瀬すず)の兄、咲太郎(岡田将生)は亜矢美(山口智子)から、なつが東京に来たことを知らされる。北海道でひどい目にあい、東京に逃げてきたと勘違いした咲太郎は、考えるまもなく、なつが働く川村屋にどなり込む。店に姿を現した光子(比嘉愛未)に、なつを連れて帰ると言い放つ咲太郎。なつの手を取り川村屋を飛び出した咲太郎は、なつに会わせたい人がいると言い、突き進んでいく。行き着いた先は…。

46話ネタバレ

川村屋

厨房

杉本「お前 何度言ったら分かるんだ! 仕事は 見て覚えるんだ。 いちいち 指示待つな。 本当に やる気あんのか?」

雪次郎「はい!」

杉本「お前のやる気は 返事だけなんだよ。」

雪次郎「はい!」

なつ「頑張れ…。」

おでん屋・風車

1階店舗

咲太郎「俺のせいか…!? 俺のせいで なつは 一人で東京に来たのか…!」

亜矢美「北海道で 妹さんは それは それは 苦労してきたらしいよ。」

咲太郎「いや そんなことはないだろう! 去年の夏に会った時は 幸せだった言ってたよ。 一緒にいた おばさんだって…。」

亜矢美「バカ! お前が そう言わせてたんだろうが。 かわいそうにねえ… 小さい時から 牧場で さんざん こき使われて もう 朝から晩まで 牛の乳搾りだ…。 あっ… 手が しばれるわとか言ってると 乳も搾れねえで 学校なんか行くんでねえ。 ピシピシピシ~ッて…。」

咲太郎「ひでえ…。 それじゃ 孤児院より ひでえじゃねえか!」

亜矢美「で やっと大人になって お前に会いに来たわけだ。」

咲太郎「どこにいるんだ? なつは。」

亜矢美「川村屋。 誰かの借金を返すために 皿洗いをしてるらしいよ。」

咲太郎「えっ…。」

亜矢美「どうしたもんかねえ… このまんまじゃねえ 人間のクズだわな!」

咲太郎「分かってるよ! チクショー…。 許せねえ…。 北海道め…。 許さねえ!」

川村屋

ホール

<その日の閉店後 なつは 店の片づけを手伝っていました。>

(戸が開く音)

なつ「あっ すいません 今日…。」

咲太郎「なつ! 遅くなって悪かったな。」

なつ「お兄ちゃん!」

咲太郎「なつ お前を迎えに来たんだ。」

なつ「どういうこと?」

佐知子「咲ちゃん!」

咲太郎「お~ さっちゃん! 元気か?」

佐知子「うん。 久しぶり…。 咲ちゃんも元気そうで よかった。」

咲太郎「ああ 俺は元気だよ。」

なつ「すいません 佐知子さん ちょっと いいですか?」

咲太郎「ごめん さっちゃん。 また今度。 妹が すねてるから。」

なつ「すねてないけど!」

咲太郎「あっ 妹のことは知ってるよね?」

佐知子「もちろん。 一緒の部屋にいるから。」

咲太郎「そうなんだ?」

佐知子「心配しないでね。 なっちゃんのことは 自分の妹だと思って大事にするから。」

なつ「あの ちょっと…。」

咲太郎「優しいだろ さっちゃんは。」

なつ「ちょっと待ってよ お兄ちゃん! それより 今 どこで何してんのさ?」

咲太郎「今は とにかく急いで お前を迎えに来たんだよ。」

なつ「えっ?」

光子「どういうことなの?」

咲太郎「あ マダム…。」

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