連続テレビ小説「なつぞら」第88話「なつよ、ワクワクが止まらない」【第15週】

なつ「その怪物が ヘンゼルとグレーテルを守るんですよ! 悪魔のオオカミたちを やっつけるんです!」

坂場「その怪物って何なんですか?」

なつ「えっ 何って?」

坂場「いや… 魔女が 魔法をかけただけですか?」

なつ「いや あの… その怪物が魔女なんです! 魔女の魂が 森の木に宿ったんです!」

坂場「なるほど… 森と魔女が一体化したのか。」

なつ「その木に守られたら 森を味方につけたことになりませんか?」

坂場「あなたを信じましょう。」

なつ「描いてみます。」

なつ「こういうの どうでしょう?」

坂場「うん…。 うん… いいと思います。 もっと描けますか?」

なつ「はい…。」

<こうして なつは イメージを描き 坂場は ストーリーを作り 2人の作業は 朝まで続きました。>

茜「それで 最後はどうなるの?」

なつ「最後は その木の怪物が 悪魔の塔を倒すんです。 すると がれきの中から 今まで食べられてきた子どもたちが よみがえるんです。 そして 木の怪物が その塔があった場所で 静かに また動かなくなる。 鳥たちが集まってきて その枝に とまる。 木漏れ日が降り注ぎ ヘンゼルとグレーテルを包み込む。 ああ 森の平和がやって来た。」

坂場「そこで 完!」

なつ「はい!」

神地「面白い!」

なつ「ありがとう!」

下山「よし とにかく これで進めてくれ。 うん。」

なつ 坂場「はい。」

坂場「ありがとう。」

なつ「こちらこそ ありがとうございます。」

<とんでもない『ヘンゼルとグレーテル』に なりそうだ…。 グリムさんに怒られないか?>

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