ふじ「ごはんを腹いっぺえ 食べてる時よりか キラキラするだから 分かるだよ。 はな。 何で ずっと本に触らんでえ? そんな はなよりも キラキラしてる はなの方が いいに決まってるじゃんね。」
はな「おかあ… おら…。」
ふじ「言ってみろし。 遠慮しんで。」
はな「嫌えになろうと思ったけんど やっぱし うまくいかねえ。 好きなもんは 好きだ。 本が うんとこさ好きだ。 ほれと いつか 教会の本の部屋みてえな うちに住んで 片っ端から 本を読んでみてえさ! 思いっきし 本 読みてえ!」
かよ「うん? うん…。」
2人「し~っ。」
<嫌いになろうとしたのに 余計 大好きになってしまった。 はなにとって 本は まるで 初恋の人みたいですね。 ごきげんよう。 さようなら。>