連続テレビ小説「ちむどんどん」107話「豚とニガナは海を越えて」

ちむどんどん・2階

和彦「原稿料 入ったから。 これだけ なんとか。」

暢子「ありがとう。 本当に ごめんね。」

和彦「なんとかなる?」

暢子「支払いは なんとか。 だけど 矢作さんの給料までは…。」

和彦「ずるずる引き延ばして 結局 辞めてもらうようになことになるより 早めに次の仕事を探してもらった方が 誠実だと思う。」

暢子「うん…。」

矢作「おい! おい いねえのか!」

沖縄料理店・ちむどんどん

矢作「あ~あ…。」

和彦「どうしたんです?」

矢作「どうしたもこうしたも 見ろ これ。 あ~ もう…。」

暢子「まさかやー…。」

矢作「火 かけっ放しで 店空けるバカが どこにいんだよ!」

暢子「すいません。」

矢作「材料を無駄にするようなやつに 経営者なんか務まるか! しっかりしてくれよ…。(舌打ち) はぁ~…。」

(戸を閉める音)

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